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保育園の経営者・園長は、保育士の「頑張っている姿」を褒めてはいけない

保育の質を高めるために保育士の育成は必要不可欠です。保育士の成長のために、普段から関わり方を工夫している経営者・園長も多いでしょう。

しかし良かれと思っている言動が、保育士の成長を妨げる原因になっていることもあるのです。保育士がなかなか育たないのは経営者・園長の行動が間違っているからかもしれません。

限られた人材を生かし、保育士と共に成長できる保育園にするためには、経営者や園長はどのような意識をもって関わっていけばよいのでしょうか。

今回から3回の連載で保育士への関わり方について、具体的にご紹介します。

1回目は「褒め方」についてです。「あの保育士は頑張っている」と自分の基準で褒めてはいませんか?

2回目はこちら→「保育園の経営者が注意すべきこと「協力・連携」に潜む落とし穴」
3回目はこちら→「保育士の仕事に細かく口出しはしない」

経営者・園長の声‐よくある誤解

保育士評価方法_間違え

・保育士が頑張っている姿を見たら、できるだけ褒めるようにしています。そうすると皆笑顔で頑張ってくれますからね
・子どもたちのために、どれだけ情熱的に働いているのかを評価しています。結果は後からついてくるからね

よくある誤解に対する正しい対応方法

「プロセスを評価する」と、個人的見解・感情が入ってしまう

「誰よりも頑張って取り組んでいる」「積極的に情報収集、勉強をしている」「部下とコミュニケーションの機会を多く持つようにしている」これらは事実というよりは、それぞれの感覚でとらえた内容です。基準が曖昧で、数値もしくは〇×で評価できないものであり、何かしらの結果が出るまでの「プロセス」です。

プロセスを評価すると、どうしても個人的見解が入ってしまうという弱点があります。そして、評価する側・される側に感情が入ってしまい、正しく評価できないという弱点もあります。

結果を評価しなければ、結果的に保育の質や業績が下がる

プロセスを評価されると、評価される側は質の高い保育を行うことよりも、良いプロセスを見せることを重視してしまいます。

本来保育士は、直属の上司である園長から求められている、「質の高い保育を提供すること」を行わなければいけない立場であるにも関わらず、園長に良いプロセスを見せていれば良いと勘違いしてしまうのです。その結果、本来あるべき「質の高い保育を提供する存在」の人がいなくなり、業績が下がるということになるのです。

やはり評価すべきはプロセスではなく、結果でなければいけません。単純な数字設定に限らず、「いつまでに、どういう状態になっていること」という明確な状態を設定し、期限を迎えた時の事実をもって評価しなければいけません。「プロセス評価」では正しい評価ができないどころか、保育士は経営者や園長に良いプロセスを見せることに腐心するようになり、誰も質の高い保育を提供することを真剣に追い求めなくなります。

まとめ

保育士評価方法_基準

安易にプロセスを褒めないよう常に意識することが大切です。保育士が「それでいいんだ」と勘違いしてしまう可能性があるからです。プロセスを褒めることは、結果的に保育士の成長を阻むことにつながります。評価は絶対に結果で行うべきでしょう。

2回目はこちら→「保育園の経営者が注意すべきこと「協力・連携」に潜む落とし穴」
3回目はこちら→「保育士の仕事に細かく口出しはしない」

参考著書:『伸びる会社は「これ」をやらない!』株式会社識学 代表取締役社長 安藤広大

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