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保育園の経営者が注意すべきこと「協力・連携」に潜む落とし穴

保育を行う上で、保育士同士の「協力」や「連携」は大切です。しかし、経営者や園長が「協力」「連携」という言葉を多発していると、保育の質を下げることにつながる可能性があります。

経営者・園長の声‐よくある誤解

保育士協力・連携_経営者の誤解

・皆で一緒に働いているのだから、誰か気づいた人が自主的に動いて問題解決するような保育園にしたいですね
・特に園全体で行う行事などは、皆で協力して取り組むことが一番大切だと思っています。「常に周りの人に協力できることがないかを全員が意識しよう」と、保育士たちには伝えています

よくある誤解に対する正しい対応方法

経営者や園長の「協力」「連携」という言葉が、言い訳の多い組織を作る

「皆が保育園のこと、仲間のことを考えて協力しあえば、組織は有機的に動き大きな力を発揮する。それぞれが連携しあって、その中でお互いの問題を指摘しあい、アイデアは共有しあって保育園として成長していく」

これが実現できれば、実に素晴らしい保育園です。しかし残念ながら、このような組織運営をしていくことは不可能です。

経営者や園長が日常的に、保育士に「しっかりと協力して仕事をしなさい」という指示を出していると、保育士は言い訳体質になっていきます。

組織の中で発生する言い訳の大半は、責任が重複している部分で発生するのです。一つの事柄に対する責任が複数の人間、あるいは複数の部署に課された時に発生します。

その理由は簡単です。何か不具合が発生した時に誰の責任かが明確にならないので、それぞれが自分の身を守るため、自分以外の誰かに責任があると認識しようとします。また、自分以外の誰かに責任があると認識することが、可能な状況であるからです。

保育園を運営していく上で、この状況は避けなければいけません。言い訳が発生すると、「きっと、○○さんがやってくれるだろう」「○○さんがある程度進めてくれるだろう」と考え、業務が停滞しやすくなるだけでなく、子どもを預かる上で危険が生じます。

責任を明確にした上で協力・連携させる

責任が重複し、言い訳が発生し、業務が停滞する原因となるのが、社長の発する「協力」や「連携」という言葉です。組織で目標を達成しようとする時、協力や連携は必要不可欠です。しかし、ただ協力したり連携したりするだけではうまくいきません。二人以上で協力したり連携したりする際には、必ず明確な責任者を設定しなければいけないのです。

社長が発する言葉としては、「この業務に関しては、AさんとBさんで協力してやりなさい。最終責任者はAさんです」というのが正しい指示です。このように責任者(責任部署)を明確にすれば、責任の重複による言い訳は発生しません。また、業務が停滞することもありません。責任者であるAさんが責任をもって期限を管理するからです。

「皆で協力してやっていこう」
「部署間の連携をもっと深めていこう」

組織の長となったことがある人間であれば、一度は使ったことがある言葉でしょう。組織として目指すべき姿であることに間違いはありません。

しかし、社長が発する言葉によって責任の所在が曖昧になるということも忘れてはいけません。その結果、協力どころかお互いに責任を擦り付け合う、言い訳だらけの組織になってしまう危険性があること、また保育士が言い訳を作っている限りは、保育士自身の成長にもつながらないということを認識しなければいけないでしょう。

まとめ

保育士協力・連携_責任

保育士同士の協力や連携は大切です。同時に、二名以上で業務をする際は、必ず誰が責任者なのかを明確に決めることをルールとしましょう。

保育士への褒め方についてはこちら→「保育園の経営者・園長は、保育士の「頑張っている姿」を褒めてはいけない」
保育士へのアドバイスのタイミングについてはこちら→「保育士の仕事に細かく口出しはしない」

参考著書:『伸びる会社は「これ」をやらない!』株式会社識学 代表取締役社長 安藤広大

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